楽天モバイルで提供している2つの通話かけ放題について解説していきたいと思います。
専用アプリ「Rakuten Link」で発信するかけ放題と、標準アプリから発信するかけ放題の2種類です。この2つのかけ放題は、「発信する時に使うアプリ」「オプション料」「無料になる1回あたりの通話時間」が異なります。2つの特徴を理解して、自分にとって最適な通話オプションを選びましょう。
楽天モバイルの2つのかけ放題比較
楽天モバイルでは、国内通話が完全かけ放題になるものと、10分の通話が何回でもかけ放題になる2つの通話定額があります。この2つがどのような違いがあるのか、下記の比較表にまとめてみました。
国内通話かけ放題 | 10分(標準)通話かけ放題 | |
---|---|---|
発信アプリ | Rakuten Link | スマホの標準アプリ |
利用回線 | インターネット回線 | 電話回線 |
相手に表示される番号 | 自分の電話番号 | 自分の電話番号 |
月額料金 | 0円 | 1,100円 |
無料対象の通話先 | 国内通話 | 国内通話 |
通話定額 | 完全かけ放題 | 1回10分通話がかけ放題 |
料金で比較すると、楽天モバイルの10分かけ放題は不要
上記の表でわかるように、「月額料金が0円」「完全かけ放題」のRakuten Linkでの通話の方が、お得に通話ができます。Rakuten Linkからの発信は、電話帳データから呼び出して発信もできますし、相手がRakuten Linkを使っていない電話番号でも通話料は無料になります。通話料をお得に使いたいという場合は、楽天モバイルの10分かけ放題は不要であると言えます。
Rakuten Linkにも弱点が?!2つのデメリット
料金面では圧倒的にメリットのあるRakuten Linkですが、楽天モバイルはなぜ一見不要にみえる10分かけ放題を提供しているのでしょうか。その秘密は、Rakuten Linkのデメリットにあります。無敵に見えるRakuten Linkでの通話にも、デメリットはあります。
- 回線はインターネット回線
- iPhoneでのRakuten Linkアプリの使い勝手の悪さ
まず、通話回線ですが、電話回線と比較してインターネット回線での通話は、通話品質が低くなる場合があります。これは、イメージとして近いのが、LINEアプリやFacebook Messengerアプリでの通話です。もちろん品質についての感じ方は個人によってちがうので、問題なく通話ができると感じる人もいれば、不満を感じる人もいるでしょう。しかし、実際に電話回線の通話と比べてみると、少しこもったように聞こえます。
2つ目のデメリットは、iPhoneでの使い勝手についてです。
まず、Androidのスマートフォンの場合ですが、Rakuten Linkをインストールすると、Rakuten Linkで発着信ができるようになり、履歴もRakuten Link内に残ります。
一方、iPhoneの場合、Rakuten Linkから発信をする時は、通常の電話アプリのように電話帳データから発信することができます。発信履歴も残るのでリダイヤルもかんたんにできます。問題は着信のときです。着信があると通常の通話アプリに着信があり、着信履歴も通常の通話アプリの方に残ります。うっかりその着信履歴から発信してしまうと、Rakuten Linkからの発信にならないので、通話料が発生してしまいます。つまり、不在着信があった場合は、通常通話アプリの方で発信元を確認し、発信はRakuten Linkからしなければ、通話無料にはならないということです。
この動作も、人によって感じ方は違うかもしれませんが、面倒に感じる方も少なくないはず。
Rakuten Linkのデメリットを解消する10分かけ放題
Rakuten Linkのデメリットを、どうしても解消したい方におすすめなのが10分かけ放題というわけです。10分かけ放題の方は、電話回線かつ通常通話アプリからの発信もかけ放題対象になります。Rakuten Linkとの併用もできますので、長電話になりそうな時はRakuten Linkから発信ということも可能です。
10分かけ放題のオプション料金は月額1,100円。あなたなら、楽天モバイルでどちらのかけ放題を選びますか?楽天モバイルの詳細は公式HPでチェックしてみてください。
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