大容量の50GB以上使える格安SIMをご紹介。50GB以上というと、自宅にWi-Fi環境がなくても、たっぷり使える容量です。主要格安SIMの中でも50GB以上のプランを提供しているところは多くはありませんが、その中でも比較してみると各社の特徴やメリット・デメリットがわかってきます。今回は50GBプランを提供している5社の格安SIMからおすすめ3社をご紹介します。
月間50GB以上使える主な格安SIM
まずは、月間50GB以上使える主要格安SIMをご紹介します。
格安SIM | 利用可能データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイル | 0GB〜無制限 | 1,078円〜3,278円 |
ahamo | 100GB | 4,950円 |
HISモバイル | 0GB〜50GB | 290円〜5,990円 |
イオンモバイル | 50GB | 5,258円 |
exciteモバイル | 50GB | 11,198円 |
月間50GB以上使えるおすすめの格安SIM
月間50GB以上使えて月額料金が一番安い楽天モバイル
月間50GB使える格安SIMの中で、料金が一番安いのが楽天モバイルです。データ通信はどれだけ使っても3,278円と、他社に比べて圧倒的な安さです。また、通話面でも完全かけ放題が月額無料で利用できます。4Gに加えてサービス対象エリア内であれば、5G通信も無料で利用可能です。
楽天モバイルのメリット
- 月間50GB利用で3,000円台の低料金
- 国内通話完全かけ放題で通話もお得(指定アプリからの発信)
- データ通信が20GB以下の月は、自動で安くなる
- 楽天会員はポイント+1倍
- 最新のiPhoneセットも取り扱いあり
- 支払い方法を選べる
楽天モバイルのデメリット
- データ使い放題は楽天エリアのみ
- 月額無料の完全かけ放題には専用アプリが必要
メリットもあれば、デメリットもあります。楽天モバイルと他社の格安SIMを比べた時に気になるデメリットといえば、「エリア」です。データ通信使い放題になるのは、楽天モバイルの通信エリアのみ。エリア外はローミング機能を使ってパートナー回線を使うのですが、その場合は使い放題の対象にはなりません。2022年12月時点で、人口カバー率は98%を超えているので、以前よりもエリアの心配は解消したと言えます。それでも、docomoやauという大手キャリアの電波を使う他の格安SIMよりも、通信が不安定な場所もあります。
そして、月額料金が無料の完全かけ放題にも、デメリットを言えることがあります。完全かけ放題を実現するためには、指定アプリ「Rakuten LINK」からの発信が必要です。このアプリの使いにくい点は、iOS版Rakuten Linkでは、Rakuten Linkを利用していない相手からの電話は、標準の電話アプリに着信することです。着信履歴から発信をしてしまうと、標準アプリからの発信になるので、完全かけ放題の対象外となり、通話料が発生します。
※ 楽天モバイルには、専用アプリ不要で1回15分の通話がかけ放題の別オプション(有料)もあります
50GB使う人におすすめの楽天モバイルのプラン
基本プラン:Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
月額料金 | 1,078円〜3,278円 |
通話料金 | Rakuten Linkでの通話料:無料 標準アプリでの通話料:22円/30秒 |
月間データ通信量 | 0GB〜無制限 |
5G対応 | 対応 |
通信制限時の速度 | データ通信無制限のためナシ |
主なオプション
15分(標準)かけ放題オプション | +1,100円 |
楽メール | 無料 |
※格安SIMのかけ放題比較記事:【格安SIMのかけ放題】通話定額の種類や通話方法の違いなどを詳しく比較
月間50GB:データを使わない月は290円〜のHISモバイルが最安
50GB使う月もあれば、データ使用量が少ない月もある。
データ使用量にムラがある人には、使わなかった月に自動的に安くなる段階制プランのある格安SIMがおすすめです。HISモバイルは、そんな方におすすめの格安SIMの1つです。最大の特徴は、100MB未満〜50GBまでを6段階の料金にわけた「自由自在290プラン」です。最大料金は、楽天モバイルを上回る5,990円ですが、最安料金は月額290円。
HISモバイルのメリット
- データ通信を使わない月は自動的に安くなる
- かけ放題なしの通話料は9円/30秒
- かけ放題は標準の通話アプリで利用できる
HISモバイルのデメリット
- 現時点で5G通信が利用できない
- 電話でのヘルプがない
50GB使う人におすすめのHISモバイルのプラン
基本プラン:自由自在プラン
月額料金 | 290円〜5,990円 |
通話料金 | 9円/30秒 |
月間データ通信量 | 0GB〜50GB |
5G対応 | 非対応 |
通信制限時の速度 | 最大200kbps |
主なオプション
5分かけ放題 | +500円 |
完全かけ放題 | +1,480円 |
※格安SIMのかけ放題比較記事:【格安SIMのかけ放題】通話定額の種類や通話方法の違いなどを詳しく比較
月間50GB:毎月必ず50GB〜100GBを使うなら2番目の安さ
毎月50GB以上を必ず使うのであれば、100GBまで使えるahamoの「大盛り」もおすすめです。月間100GBまで利用できて、月額4,950円。5分かけ放題も含んでの料金なので、50GB以上使う場合はかなりお得と言えます。更にdカードGOLDで料金を支払えば、+5GBのデータ容量が付与されます。
ahamoのメリット
- 月額4,950円で100GBまで使える
- docomo品質の4G/5Gが利用できる
- 5分かけ放題が基本料金に含まれている
- かけ放題は標準の通話アプリで利用できる
- 支払い方法を選べる
- 通信速度制限後も最大1Mbpsで利用できる
ahamoのデメリット
- 使わなかった月も月額料金は変わらない
50GB使う人におすすめのahamoのプラン
基本プラン:ahamo 大盛り
月額料金 | 4,950円(20GB 2,970円+80GB 1980円) |
通話料金 | 5分かけ放題、超過時の通話料金 30秒/22円 |
月間データ通信量 | 100GB |
5G対応 | 対応 |
通信制限時の速度 | 最大1Mbps |
主なオプション
かけ放題オプション(無制限かけ放題) | +1,100円 |
※格安SIMのかけ放題比較記事:【格安SIMのかけ放題】通話定額の種類や通話方法の違いなどを詳しく比較
50GBプランがあるその他の格安SIM
ここまでおすすめしてきた格安SIM以外にも50GBプランを提供している格安SIMはあります。
イオンモバイル
50GBプラン
基本プラン:さいてきプラン MORIMORI
月額料金 | 5,258円 |
通話料金 | 11円/30秒 |
月間データ通信量 | 50GB |
5G対応 | 対応 |
通信制限時の速度 | 最大200kbps |
主なオプション
フルかけ放題(無制限かけ放題) | +1,650円 |
10分かけ放題 | +935円 |
5分かけ放題 | +550円 |
※格安SIMのかけ放題比較記事:【格安SIMのかけ放題】通話定額の種類や通話方法の違いなどを詳しく比較
イオンモバイルは、0.5GBという小容量プランから提供していて、1GB〜10GBまでは1GB単位のプランを選択することができます。また、60歳以上の契約者限定のシニア向けプランもあり、データ量が少ない人ほど、向いている格安SIMと言えます。
exciteモバイル
50GBプラン
基本プラン:Flat 定額料金プラン 50GB
月額料金 | 11,198円 |
通話料金 | ・11円/30秒(専用通話アプリ使用時) ・22円/30秒(標準通話アプリ使用時) |
月間データ通信量 | 100GB |
5G対応 | 対応 |
通信制限時の速度 | 最大200kbps |
主なオプション
3分かけ放題 | +550円 |
※格安SIMのかけ放題比較記事:【格安SIMのかけ放題】通話定額の種類や通話方法の違いなどを詳しく比較
exciteモバイルの50GBプランは、他社と比較するとわかるように、決して安いとは言い難いプランです。exciteモバイルは、毎月データ通信量の上限を決めるFlatプランのほかに、Fitプランという段階制プランがあります。Fitプランは最大のデータ通信量が25GBのため、今回のテーマである50GBプランには該当しません。
格安SIMの50GBプランまとめ
50GB以上のデータ通信量は、大容量のため速度制限などを気にしなくていいのが魅力です。しかし、やはり料金が気になります。今回ご紹介したおすすめ格安SIMは、大容量プランの中でも比較的安く利用できるものです。気になる格安SIMの詳細は、各社の公式サイトでも確認ができます。各社の他のプランもみたいという方は、公式サイトもご確認ください。