You Tubeに代表される動画配信サービス。Amazon Prime VideoやNetflixと言ったサブスクリプションモデルの動画配信サービスも多様化しています。また、それらを視聴する端末として、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末が使用されることも多いでしょう。
ここでは、スマートフォンやタブレットでデータ容量を気にせず使える動画見放題の格安SIMについて、解説・比較をしていきます。
格安SIMでデータ量を気にせず見放題を実現できる動画サービス
代表的な動画配信サービス
- You Tube
- You Tube Kids
- Amazon Prime Video
- Netflix
- Hulu
- U-NEXT
- TVer
- Paravi
- Abema
- dTV
- dアニメストア
無料のものから有料のものまで、スマートフォンなどテレビ以外の端末で視聴できる動画配信サービスの選択肢は増えています。一方で、動画の視聴はデータ消費量が増えるため、月間のデータ容量を気にしながら視聴するというストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。そんな方には、データ使い放題またはカウントフリーオプションがおすすめです。
動画見放題になる「データ使い放題」と「カウントフリーオプション」とは
この2つの違いをかんたんに説明すると、次のようになります。
- データ使い放題は、動画配信サービスもそれ以外のデータ通信も使い放題
- カウントフリーオプションは、対象のサービス利用時のデータ通信が使い放題
これらに対応している格安SIMであれば、データ通信量を気にすることなく、動画を楽しむことができます。
データ使い放題
その名の通り、動画に限らずデータ通信が使い放題のSIMです。スマートフォンやタブレットでギガを消費するのは、動画だけではありません。ゲームやLINEのようなアプリでの通話・テレビ電話、配信サービスなどでもデータ容量を気にせず使うことができます。楽天モバイルに代表されるデータ使い放題プランですが、動画視聴に影響が少ない範囲で通信速度を落とし、その場合のデータ通信は使い放題という格安SIMもあります。
動画カウントフリー
特定の動画視聴サービスがギガ消費の対象外になるサービスです。本来ギガを大量に消費する動画視聴でギガを消費しなくてすむので、データ容量に上限のあるプランでは、そのデータ容量を外のサービスにまわすことができます。よく視聴する動画サービスが対象であれば、大容量プランを契約する必要がなく、小容量プランとうまく組み合わせることで、結果的にスマホやタブレットの通信量を抑えることができる場合が多いです。
最近では、通信速度制限を回避するために20ギガ以上の大容量プランを推奨する通信会社もあります。しかし、20GBといっても上限はありますし、それ以上の大容量プランになれば、月額基本料金がそれなりに高くなる場合がほとんどです。月額基本料金を抑えつつ、速度制限も気にしない動画の楽しみ方を求めるのであれば、「データ使い放題」か「動画サービスカウントフリー」の方がメリットが大きくおすすめと言えます。
動画見放題におすすめの格安SIM比較3選
動画見放題におすすめの格安SIMを具体的に上げながら、サービスの特徴などを紹介します。どの格安SIMが自分の使い方にあっているか比較してみてください。
動画サービスごとに必要な通信速度が異なるので、動画見放題のひとつの基準として、ここでは、You Tubeがスマホ標準画質で見れる速度かどうかをおすすめの基準とします。
参考
You Tubeをスマホ標準画質で視聴する際の推奨速度=1.1Mbps
YouTubeヘルプより
動画見放題おすすめSIM①:楽天モバイル – データ通信が無制限で使える
2.スマホで動画を楽しむ
楽天モバイルではドコモ回線やau回線を利用していた旧プランへの新規申込みを終了していますので、楽天モバイルを契約する=Rakuten UN-LIMIT Ⅵを契約するということになります。
追加オプションや特別なアプリ操作も不要。楽天モバイル契約後から、スマホの普段使いでデータ通信使い放題という手軽さが魅力。データ使い放題は楽天の電波エリア内でのみの適用。大手3社と比較するとまだ人口カバー率が低いため、地域によって注意が必要な場合がある。
動画見放題おすすめSIM②:BIGLOBEモバイル
2.エンタメフリー・オプションに申し込む
3.スマホで動画を楽しむ
エンタメフリー・オプションは、YouTubeをはじめ様々な動画サービス、音楽サービス、ラジオサービス、電子書籍サービスといった対象のサービスの通信量が、ノーカウントになるオプションです。通信制限がかかっている時も、対象サービスの通信は速度制限されることなく利用できます。
エンタメフリー・オプションでは、次の4つの動画サービスがカウントフリーになり、動画見放題の対象となります。
YouTube・YouTube Kids・U-NEXT・ABEMA
動画以外のカウントフリー対象サービス
音楽・ラジオ配信
(音楽再生/ラジオ聴取のみ)
- YouTube Music
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- radiko
- らじる★らじる
- dヒッツ
- 楽天ミュージック
- TOWER RECORDS MUSIC
電子書籍配信
(閲覧・ダウンロードのみ)
- dマガジン
- dブック
- 楽天マガジン
- 楽天Kobo
その他のアプリ
- Facebook Messenger
- au PAY マーケット
動画見放題おすすめSIM③:mineo
2.オプションのパケット放題Plus(月額385円)に加入する
3.動画を観る時に、パケット放題プラスをONにして視聴する
mineoのオプション「パケット放題プラス」は通信速度をあえて1.5Mbpsに抑えることで、データ容量の消費を0にすることができるものです。月額385円が発生しますが、その金額で動画以外のサービスもデータ消費0で使い放題になるのは金額以上のメリットと言えます。
ON/OFFの切り替えは手動なので、利用シーンに合わせて高速通信と1.5Mbpsの低速通信を切り替えて使えます。
月額わずか385円で1.5Mbpsのデータ通信が使い放題になるパケット放題Plus。このオプションの使い勝手がよく、上手に使えば月額料金を抑えることができます。
・1GBと組み合わせれば、月額1683円(税込)。更に10GB以上のプランではオプション料金が無料なので、月額1,958円で10GBの高速データ通信と、使い放題の1.5Mbps通信が利用できます。オプション料金は日割り。速度制限がかかって通信速度が200Kbpsになったとしても、パケット放題PlusをONにすれば1.5Mbpsの通信が使い放題。
パケット放題の通信速度は最大で1.5Mbpsです。YouTubeのスマホ標準画質で推奨されている速度が1.1Mbpsなので、必ずしもいつでも快適に観れるということではなさそうです。mineoが実施したユーザーアンケートの結果では、約8%のユーザーがYouTubeなどの動画サービスの利用に「支障があった・利用できなかった」と答えていることから、地域や利用時の電波状況によっては、動画視聴に支障が出る可能性があります。
UQmobileやY!mobileはどうか
auのサブブランドUQmobileと、ソフトバンクのサブブランドY!mobileには、速度制限がかかった際に通信速度が最大1Mbpsになるプランがあります。最大1Mbpsの場合に、動画視聴に問題がなければ、動画見放題として使用できるのではないか?そう考えることもできます。
理論上はmineoの1.5Mbpsより速度が遅く、YouTubeの推奨速度である1.1Mbpsに満たないことから、動画見放題と言えるほど快適に利用できるかというと疑問が残ります。YouTubeであれば、画質を落としたりして工夫して楽しむことが良いでしょう。