格安SIMのメリットは、大容量データ通信を利用する方だけのものではありません。スマホや携帯では通話利用がメインと言う方も、十分に料金を抑えることができます。格安SIMで各社の速度を比較し選ぶケースもありますが、通話重視の場合、データ通信速度はほとんど影響がありません。シンプルに料金で比較しても十分満足度の高い結果が得られるでしょう。今回は、データ通信をほぼ利用しない、通話重視で選ぶ時におすすめの格安SIMをご紹介します。
格安SIMを通話のみで選ぶなら
通話だけを重視したい時の格安SIMの選び方
格安SIMには、様々なプランやオプション、割引があり比較する時に迷うこともあります。しかし、通話のみで選ぶ場合に比較検討するポイントは絞られてきます。以下の3つのポイントに注目して選んでいきましょう。
- 最安プランの月額料金
- 通話料金
- かけ放題オプション
通話のみで選ぶおすすめ格安SIM
OCNモバイルONE
通話のみで選ぶおすすめ格安SIMの1つ目は、OCNモバイルONEです。
おすすめの理由は、1GBプランで月額1,180円という料金の安さ。1GBの高速データ通信が可能なプランの中では最安値級です。高速データ通信が全く必要ないという場合はもう少しだけ料金が抑えられる格安SIMもありますが、WEBサイト閲覧や、メッセージのやりとりで不自由を感じないためにも、1GBで程度のデータ量があるOCNモバイルONEが安心です。
更に、通話頻度に合わせてかけ放題オプションも選ぶことができるもの、通話重視ユーザーには使い勝手が良いポイント。特定の人と長電話したい人にはトップ3かけ放題、通話頻度が高く1回の通話が10分以内で終わる事が多いなら10分かけ放題、発信をほぼせずに着信メインで使いたい人はもちろんかけ放題なしで利用することもできます。
月額料金のお得さと、様々な通話スタイルに対応できることから、OCNモバイルONEはおすすめです。
LINEモバイル
通話のみで使うおすすめ格安SIMの2社目は、LINEモバイルです。LINEモバイルの最大の魅力は、LINEデータフリーと言う無料オプションにあります。このオプションは、LINEアプリでの通信がデータ消費対象外のカウントフリーになります。メッセージのやりとりだけでなく、LINEアプリ同士の通話も対象です。つまり、LINEでの通話は何回でも何分でも無料かつデータ消費がないのです。
音声通話SIMの最安料金は1,100円です。LINE通話をメインで利用すれば、余計な通話料もかからず、毎月のスマホ代を安く抑えることができます。更に、このLINEデータフリーはSMS付きのデータSIMでも適用になります。その場合の月額料金はわずか600円。ただし、この場合は通話用の電話番号がないので、LINE以外での通話手段がなくなります。
電話番号での着信や万が一の緊急電話などのために音声通話SIMを利用することをおすすめします。
最安プラン比較
ここまでは、通話のみの利用におすすめの2社を紹介いたしましたが、他の格安SIMも月額料金を安く抑えられるものもあります。ここからは、主要格安SIMの最安プランを比較してみます。以下の比較表に基本料金が安い順にまとめています。1つの格安SIMでも、使用回線(ドコモ・au・Softbank)によって料金が異なる会社もあります。格安SIMと使用回線の組み合わせで、月額料金を記載してます。
音声対応SIM 最安プラン月額料金比較表
格安SIM | 回線 | 月額料金 | 高速通信データ量 |
---|---|---|---|
nuroモバイル | ドコモ | 1,000円 | 0.2GB |
LINEモバイル | ドコモ | 1,100円 | 500MB |
LINEモバイル | au | 1,100円 | 500MB |
LINEモバイル | Softbank | 1,100円 | 500MB |
イオンモバイル | ドコモ | 1,130円 | 500MB |
イオンモバイル | au | 1,130円 | 500MB |
LIBMO | ドコモ | 1,180円 | 0GB |
OCNモバイルONE | ドコモ | 1,180円 | 1GB |
IIJmio | ドコモ | 1,180円 | 1GB〜(従量制) |
nuroモバイル | au | 1,200円 | 0.2GB |
nuroモバイル | Softbank | 1,200円 | 0.2GB |
mineo | au | 1,310円 | 500MB |
mineo | ドコモ | 1,400円 | 500MB |
QTモバイル | ドコモ | 1,450円 | 1GB |
QTモバイル | au | 1,450円 | 1GB |
BIGLOBEモバイル | ドコモ | 1,600円 | 3GB |
BIGLOBEモバイル | au | 1,600円 | 3GB |
IIJmio | au | 1,600円 | 3GB |
QTモバイル | Softbank | 1,700円 | 1GB |
mineo | Softbank | 1,750円 | 500MB |
UQmobile | au | 1,980円 | 3GB |
Y!mobile | Softbank | 2,680円 | 3GB |
楽天モバイル | 楽天 | 2,980円 | 無制限 |
通話料金比較
通話定額、通話パック、通話割引などを利用しない場合の、通話料金は30秒毎に20円と格安SIM各社とも横並びです。
一般的な通話料金 | 20円/30秒 |
---|
通話関連オプション[通話定額・通話パック・通話料割引アプリ]
通話のみをメインで格安SIMを使うなら、通話定額・通話パック・通話割引アプリを上手に活用することで、よりお得かつ便利に利用することができます。どのタイプの通話オプションを利用するかは、通話の頻度や長さにあわせて選ぶとよいでしょう。
・通話頻度が高い人におすすめ
・一回あたりの通話時間が安定している方に使いやすい
・格安SIMによって3分かけ放題、10分かけ放題、完全かけ放題がある
かけ放題・通話定額でおすすめの格安SIM
格安SIMのかけ放題・通話定額には、複数のパターンがあり、提供するかけ放題オプションや月額料金などがそれぞれことなります。(詳細は【格安SIM比較】かけ放題・通話定額のある格安SIMや、【格安SIM】10分かけ放題比較!お得に使えるのは?のページでご確認ください。)
かけ放題対応でおすすめの格安SIMは、OCNモバイルONEです。OCNモバイルONEは、1GBのデータ付きプランでは月額料金が最安値級。さらに3種類のかけ放題オプションの中から通話スタイルに合わせたものを選ぶことができます。かけ放題オプションをつけた場合の月額料金は以下のようになります。
1GBプラン+かけ放題月額料金 | かけ放題の特徴 | |
---|---|---|
10分かけ放題 | 2,030円 | 10分以内通話料0円 |
トップ3かけ放題 | 2,030円 | 通話料上位3番号が通話料0円 |
かけ放題ダブル | 2,480円 | 10分かけ放題+トップ3かけ放題 |
・通話頻度や1回あたりの通話時間が安定しない方におすすめ
通話パックは、毎月一定の通話時間分を定額で利用できるサービスです。主な提供格安SIMは、BIGLOBEモバイルとIIJmio。通話パック自体はどちらもほぼ差のない料金とサービス内容ですが、月額料金の部分でIIJmioの方が1段階安いプランがあります。
⇒ IIJmio公式サイトで詳細を確認する
⇒ BIGLOBEモバイル公式サイトで詳細を確認する
・通話頻度が少なく、1回の通話時間も短い人におすすめ
通話割引アプリとは、サービス提供をしている会社の専用アプリから発信することで、通話料金を安くするものです。提供する格安SIM会社によって、アプリのUIや使い勝手に若干の差はありますが、使い勝手は電話帳アプリのように発着信履歴や電話帳から呼び出して通話などができます。利用料金はいずれも無料で利用が可能で、ほとんどの格安SIMでは、通話料が半額の10円/30秒に割引されます。唯一、QTモバイルのみ割引額が少ない15円/30秒です。
まとめ
通話重視で使いたい人向けに、格安SIMの選び方、おすすめ格安SIM、各社の比較をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。スマホや携帯の利用が、通話のみと明確な場合、料金で選ぶのが一番シンプルです。
その他のオプションやキャンペーンなどもチェックしたい場合は、気になる格安SIMの公式サイトにて詳細を確認してみましょう。
今回紹介した格安SIMの公式サイト
⇒ OCNモバイルONE公式サイト
⇒ LINEモバイル公式サイト
⇒ nuroモバイル公式サイト
⇒ イオンモバイル公式サイト
⇒ LIBMO公式サイト
⇒ IIJmio公式サイト
⇒ mineo公式サイト
⇒ QTモバイル公式サイト
⇒ BIGLOBEモバイル公式サイト
⇒ Y!mobile公式サイト
⇒ UQmobile公式サイト
⇒ 楽天モバイル公式サイト